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砂糖は万病の元ー糖質制限の前に白砂糖の制限を ②白砂糖の害

砂糖の害

食べ物のいたるところに使われている砂糖が毒だなんてと思う人もいるかもしれませんが、砂糖の害は思ったより恐ろしく、知ってしまうと今まで通りにお菓子を食べるのが怖くなってしまいます。

 

最近、糖質の摂りすぎは健康によくないので、甘いものや白ご飯など炭水化物は控えましょうというのをよく聞きますが、実は白砂糖の害について1970年代から言われていました。

難病の治療に目覚ましい効果を上げた医師の甲田光雄先生による「白砂糖の害は恐ろしいーこれを防ぐために」に白砂糖の害や製造工程について書かれています。

今回は「白砂糖の害は恐ろしいーこれを防ぐために」から白砂糖の害について紹介します。

 

砂糖はカルシウムを奪う

人の血液は正常な状態で、pH 7.35-7.45で、この微妙な弱アルカリ性の状態を保つために、体内ではいろいろなはたらきがなされています。一方、砂糖は強い酸性なので、砂糖をたくさん食べると、血液が酸性に傾くため、中和するためにアルカリ性のカルシウムイオンを動員して、元に戻そうとします。カルシウムイオンは血液や体液に存在していますが、血液中のカルシウムが不足すると、骨や歯に貯蔵されている貯蔵カルシウムを放出させて補います。

そのため、毎日たくさん白砂糖を含む食べ物を食べているとカルシウム不足になってしまいます。

カルシウム不足になると、歯や骨に影響があるだけでなく、カルシウムは神経にも作用するので、イライラしたり、怒りっぽくなったりします。詳しくはこちらの記事を参照してください。

 

最近、「液のpH調節は、その緩衝作用と肺・腎臓によるpH関連物質の選択的取捨た巧みに行われるので、べ物によって体が酸性やアルカリ性に傾くことはない」(食べ物と酸・アルカリ:「酸性食品・アルカリ品」の理論をめぐる矛盾点ー国立健康・栄養研究所 山口迪夫)ため、酸性食品を摂ったからと言って、血液が酸性に傾くことはないと言われることが多くなっています。しかし、酸性食品の摂りすぎによって体に悪影響があることは否定されきってはいないようです。

また、名古屋女子大学の先生方による論文「『酸性食品』・『アルカリ性食品』の栄養学的意義についての再考」では、食事が尿や体液にどのように酸性・アルカリ性平衡に影響するかについて論じておられます。

 

「白砂糖の害は恐ろしいーこれを防ぐために」の中では、統計的に甘いものを摂ることが多くなってくることに比例して、骨折する人が増えてたり、虫歯が増えたりすることが挙げられています。

 

砂糖はビタミンを奪う

糖代謝にはビタミンB群が必要なので、ビタミンB群が十分入った食べ物を摂らずに、砂糖をたくさん食べているとビタミンB群不足になってしまいます。ビタミンB群が不足すると、疲労やイライラ、また、粘膜や皮膚が敏感になるので、肌荒れ・口内炎・髪の毛の痛みなどの原因になります。

 

砂糖の過食は肝臓を悪くする

砂糖の食べすぎは、肝臓を悪くし、鈍重肝臓の原因になってしまいます。

肝臓は沈黙の臓器と言われますが、肝臓の疲れによって、鈍重肝臓になります。

 

食べた後、決まって右を下にして寝る

食後眠くなる

暑さ・寒さに弱い

集中力がない

物忘れがひどい

イライラする

口臭がある

 

といった症状が現れますが、病院に行ってもなかなか原因を突き止めてもらえないようです。

 

胃腸病の原因に

「白砂糖の害は恐ろしいーこれを防ぐために」の中では、順天堂大学教授の有山登先生の糖反射の実験が紹介されています。

 

「糖が胃の中に入ると、胃の活動が停止したり、微弱になる。

①糖反射を起こす分量は、胃腸の浸透圧と同じ濃度(5.4%)以上の糖液で15㏄以上の時である

②20%のブドウ糖で、1分間に5㏄ずつ、3分間与えて糖反射を起こさせた場合、胃の蠕動が微弱になった時間をはかると

敏感者 約7-10分間(その間5分間は全く停止)

中等者 約5分間

鈍感者 約3分間

この間胃の正常な活動が妨げられることになる。

③濃い糖液は胃腸内で消化できるまでに薄められるのに1時間以上かかる」

 

そのため、胃腸の働きが悪くなったり、原因不明の胃痛が起きたりします。原因不明の胃痛は、スイーツや清涼飲料水を控えるだけで原因不明の胃痛が改善されることも多いそうです。

 

砂糖と皮膚病

砂糖の過食は皮膚病の原因にもなります。

 

・湿疹が治らない幼児に砂糖類を一切食べないようにするだけで、ある程度軽減される

・大人の水虫も糖分過剰が続くと、てきめんに悪化してくる

・蚊が刺した跡が水膨れになる

・炎症を起こしやすくなる

 

動脈硬化の原因に

砂糖は動脈硬化の原因になるコレステロールを増加させます。

 

「白砂糖の害は恐ろしいーこれを防ぐために」の中では、アメリカの科学者の実験が紹介されています。

 

「18名の男性にブドウ糖を含んだ食事を与えたところ、4週間語に血液中のコレステロール値が血液100㏄あたり227mgから100mgに減少した。その後、25%のブドウ糖を砂糖にかえた結果、3週間後には、コレステロール値は160mgから208mgに上昇した。そこで、次の12週間で再びブドウ糖に切り替えたら、208mgからまた151mgにさがったという。」

 

また、ウサギのエサに砂糖を少し多い目に加えて食べさせると、ウサギは完全な動脈硬化になるそうです。

 

米国のアーレンス博士は、糖分が体内で脂肪分(中性脂肪)に変わって、コレステロールと同じ害を及ぼすことを発見しました。

 

高脂血症のうち、中性脂肪とコレステロールの両方が多い人は全体の30%、中性脂肪だけが多い人は全体の20%で、高脂血症の半分が糖分を聖便すれば、高脂血症を妨げることができることがわかっています。

 

砂糖の食べすぎは心筋梗塞の原因にも

砂糖の過食は心筋梗塞の原因になることもわかっています。

 

Medical Tribuneには、男性4万2883人を調査した結果、砂糖入り飲料の1日摂取量が12オンス(約350ml)、心筋梗塞などの冠動脈性心疾患になるリスクが20%高まったと、米医学誌(Circulation)に発表したという記事が掲載されています。(「加糖飲料で高まる心臓病リスク―男性4万人対象の米研究」Medical Tribune)

 

砂糖の摂りすぎによりグローミューに障害が起きる

グローミューとは、血液が循環する際のバイパスのようなものです。

暖かいところから寒いところに入ったときや、冷たい水に入ったときに、毛細血管が収縮し、血液が毛細血管をとうれないときに、血液はグローミューを通って心臓に戻ります。

このグローミューは砂糖によって障害を受けることが西医学健康講座第8巻に詳しく説明されています。

体のいたるところにあるこのグローミューの障害によって次のような疾病が引き起こされます。

 

脳卒中

心臓性ショック

赤鼻・しもやけ

冷え性

 

ガンの原因にもなる

白砂糖は前癌状態へ移行させるという学説を発表した博士や、ネズミに糖類を注射すると、肉腫を発生させることを認めたと発表した日本の学者もいます。

また、酵素の欠乏がガンの原因になると言われていますが、グローミューがよく発達した組織では酵素が豊富であることが証明されています。白砂糖の過食でグローミューに障害を受ければ、酵素の欠乏を招くことになります。

 

最近では、糖化の最終生成物であるAGEのうち超悪玉AGEアクリルアミドは「ヒトに対する発がん性がおそらくある」とWHOによって言われています。

 

その他

白砂糖は、糖尿病はもちろん、蓄膿症・結膜炎の原因にもなります。

 

今回は主に「白砂糖の害は恐ろしいーこれを防ぐために」の中から、白砂糖の恐ろしさを紹介してきました。

これを読むと、甘いものを摂るのが怖くなってしまいますね。

 

次回は、糖質の中でも、白砂糖がどうしてそんなに体に悪影響を及ぼすかについて、砂糖の代謝過程などについてです。

 

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