各種ミネラルの役割⑦―セレンSe
セレン
セレン(Se)はセレニウムとも呼ばれ,体内に12-15mg存在し、ガン予防として注目されています。
がん予防の他にも微量ミネラルとして次のような働きがあります。
・抗酸化酵素の構成成分として
・不飽和脂肪酸の分解
・金属類の毒性の軽減
・甲状腺ホルモンの活性化
ガンとセレンの関係
セレンとガンの関係についての疫学調査が多く行われています。
セレンはガンを抑制する効果があるとして注目されていおり、セレンは特に前立腺ガン・肺ガン・大腸ガンを発症、抑制する働きがあるとの報告があります。
逆に、セレンとビタミンEのサプリメント摂取ではリスクが上がったという調査もあります。マルチミネラル・ビタミンの摂取では問題はないが、セレンやビタミンE単体のサプリメントはリスクがあると言っています。
セレンがガン抑制効果があるという結果の方が多いようですが、現在のところ、ガン予防に効果的な摂取量ははっきりとわからないようです。
抗酸化酵素の構成成分として
セレンは抗酸化酵素の構成成分として、老化や動脈硬化・ガンの原因の一つとなる活性酸素の除去に重要な役割があります。
活性酸素を除去するためにSODという酵素が働きます。SODの働きによって除去しきれなかった活性酸素は体内で過酸化水素に変化します。この過酸化水素を除去するためにグルタチオンペルオキシダーゼという酵素が働いて,過酸化水素を水と水素に分解します。グルタチオンペルオキシダーゼという酵素はセレンがなければ働くことはできません。
不飽和脂肪酸の分解
体内の不飽和脂肪酸が酸化して発生した過酸化脂肪の分解にも役立っています。セレンはビタミンEとともにこの過酸化脂肪を分解します。
不飽和脂肪酸はマーガリンや植物油などに含まれており、体には必要な成分ですが、酸化しやすく、酸化すると過酸化脂肪となり体に悪影響を与えます。
セレン不足だと、過酸化脂肪が増加し、老化が早まり、動脈硬化を引き起こすことがあります。
金属類の毒性の軽減
ヒ素・水銀・カドミウムなどの有害金属と結合して毒性を軽減します。
甲状腺ホルモンの活性化
セレンは甲状腺ホルモンを活性化する脱ヨウ素化酵素の構成部分となります。
セレンが不足すると?
セレンが不足すると,克山病という心臓病や更年期障害,不妊症・心筋症・筋力低下・脱毛・甲状腺機能低下の原因となります。
セレンが過剰になると?
脱毛,吐き気,爪の変色,疲労感
セレンを取り過ぎると糖尿病のリスクが高くなるとも言われています。
セレンが含まれる食物
主に魚介類,にんにく,玉ねぎ,トマトなど
オーガニック植物ミネラルの専門店|frola-minerals
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