【ビタミン】・・・最近では多くの人がビタミンは重要だと考えるようになってきました。お店には多くのビタミンの商品が並んでいます。ビタミンのビタ(vita)はラテン語で生命を意味します。ビタミンは複数の元素で構成される有機化合物で,三大栄養素(タンパク質,脂質,炭水化物)がスムーズに働くように助けます。一部を除いて,体で合成することができないので,外から摂取する必要があります。三大栄養素と比べると微量ですが,その名と通り生命維持には不可欠な要素です。水溶性と脂溶性があります。
【ミネラル】・・・ミネラルもビタミンと同様に微量栄養素でありながら体にとって不可欠な栄養素です。ビタミンが複数の元素から構成される有機化鉱物なのに対して,ミネラルは一つの元素からなる無機質です。人の体の約95%は主要元素と呼ばれる4元素,つまり,酸素,炭素,水素,窒素でできており,残りの約5%が微量元素でできています。この微量元素がミネラルと呼ばれており,体の機能を調節したり,代謝を促進させたりする役割があります。最近酵素が健康に良いことをよく聞きますが,この酵素はミネラルがなければ全く働くことはできません。ミネラルが不足するとビタミンも正常に機能することができなくなります。ですので,ミネラルがなくては,ビタミンも酵素も十分に働くことができないという意味ではビタミンよりミネラルの方が大切と言えるかもしれません。