【体に存在するミネラル】・・・人体に存在するミネラルは60種類と言われています。なかでも体に欠かせない16種類のミネラルを必須ミネラル言います。必須ミネラルは,1日100ml以上摂取しなければならない主要ミネラル(カルシウム マグネシウム カリウム ナトリウム リン 塩素 硫黄)と微量ミネラル(鉄 亜鉛 銅 マンガン ヨウ素 セレン クロム モリブデン コバルト)に分けられます。厚生労働省は「日本人の食事摂取基準(2015年版)」で塩素,コバルト,硫黄を除く13種類を設定しています。現在,人体の活動に関わっているミネラルは約30種類とされていますが,実は60種類以上のミネラルが存在するとも言われています。
【ミネラルバランス】・・・カルシウムが不足しているからと言って,カルシウムをたくさん取ればいいというわけではありません。一つのミネラルが多すぎると,ほかのミネラルの吸収を妨げたり,不調の原因になることがありますので注意しなければなりません。
【体の中で作られない】・・・ミネラルは体の中では合成されないので,外から摂取しなければなりません。昔は土壌にミネラルが豊富に含まれていましたが,農薬や化学肥料等の影響で土壌のミネラルが減少しているので,食べ物から自然に取るだけでは,十分ではなくなってきています。
【取り過ぎに注意】・・・一つのミネラルを取り過ぎるとバランスを崩してしまい,健康に影響すると言われているので,摂取方法にも気をつける必要があります。
【吸収が悪いミネラル】・・・カルシウムやマグネシウムなどの金属ミネラルは腸から吸収されにくいそうです。ですので,吸収を助ける成分などもよく紹介されています。効率よく摂取できるといいですね。
【理想のミネラル】・・・吸収が良くて,取り過ぎても安心なミネラルを取ることで,体の健康を保つことができます。