有馬温泉とモール温泉
有馬温泉とモール温泉の色
黄金の温泉として有名な有馬温泉に行ってきました。有馬温泉の温泉の色は、以前から気になっている植物性有機物を含むモール温泉の色と似ているなと思って、調べてみました。
ここでは、モール温泉の成分と有馬温泉の成分についてと、有馬温泉の近くに住んでいることもあって、日帰り湯に時々行くので、有馬温泉の地元の感想を書きたいと思います。
モール温泉
モール温泉とは植物の有機物を含む温泉のことです。moorとはドイツ語で沼地・湿原などを意味します。長い年月をかけて植物が腐食してできた泥炭層を通って湧き出た温泉がモール温泉です。色は茶褐色、琥珀色です。
腐食酸・フルボ酸の植物成分・ミネラル成分が含まれています。
植物性の保湿成分が多く含まれ、肌がしっとりし、天然の化粧水とも呼ばれています。体も短時間で温まります。
フルボ酸の成分を含むということは、抗菌力や保湿効果があるので、皮膚疾患や湿疹にも効果があると思います。
日本の温泉法では、鉱物性の温泉資源を有効成分として含むことになっているので、モール温泉は温泉法では温泉にならないことになります。
十勝川温泉観光協会のHPはこちらです。
有馬温泉
有馬温泉のお湯は、日本の温泉法により療養泉として指定されている9つの成分のうち、炭素泉・二酸化炭素泉・塩化物泉・硫酸塩素泉・含鉄泉・酸性泉・単純性温泉の7つを含みます。
有馬温泉は金泉で有名ですが、金泉は茶褐色をしています。もともとは無色透明ですが、鉄が含まれるため、空気に触れると酸化して茶褐色となるため、金泉と呼ばれるようになりました。
海水より塩分が高いため、その塩分が皮膚に薄い皮膜を作るため、保湿効果があり、体が芯から温まります。確かに、源泉に入るとよく温まり、効くなという感じがします。
また、殺菌力があるため、感染性の皮膚疾患や湿疹に効果があります。
有馬温泉の温泉街はとても活気があり、炭酸せんべいの店や、お洒落なカフェや美味しいパン屋などがあり、観光客も若い人から高齢者まで幅広い年齢層の人が訪れます。
いくつかの日帰り温泉に行ってみましたが、源泉があるところの源泉は濃く、長時間入るとキツイと感じるます。ただ、源泉がある施設の源泉の浴槽はそんなに広くなく、東北地方や北海道の温泉に比べて、温泉が豊富な感じはしません。
源泉が最も濃い!と感じたのは「古泉閣」でした。また、温泉のテーマパークみたいな「太閤の湯」は源泉もあり、岩盤浴もセットになっていたり、有料でいろいろな岩盤があったり、個室もあるので、楽しめます。
日帰りで良い湯に入りたいという人には、康貴がおすすめですが、入浴時間が9時半から16時と短いのでお昼に行く必要があります。
有馬温泉の観光協会のHPはこちらです。