おせち料理の栄養，健康面から考えてみました

 

明けましておめでとうございます。

今年もミネラルや健康情報などを中心に少しでもお役に立てるような情報を発信していきたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

令和2年となり，健康で元気にお正月を迎えることができたことに感謝しています。

毎年和食は健康的だなと思いながら，おせち料理をいただいています。

今回はお正月ということもあり，おせち料理についてです。

 

おせち料理の由来

 

おせち料理を漢字で書くと，御節料理となります。

5節句（1月1日，3月3日，5月5日，7月7日，9月9日）のように，節目となる日にお祝いとして神様にお供えする料理のことを節供料理といいます。平安時代に節目の日に節会が開かれるようになり，そこで神様にお供えして食べる料理を「御節供」（おせちく）と呼んでいました。江戸時代になると庶民の間でも節目の日をお祝いして御馳走を食べるようになり，現代のおせち料理のようなものを正月に食べるようになってきました。現代のように重箱に詰めるようになったのは江戸時代末期と言われています。そして，第二次世界大戦後に「おせち」と呼ばれるようになりました。

 

おせち料理の食材の意味と栄養

 

■黒豆

「まめ」によく働くという意味。「まめ」には健康的や丈夫にという意味があります。

栄養面からは，良質のタンパク質，ビタミンB，ポリフェノールの一種で抗酸化作用があるアントシアニンが含まれています。

■かずのこ

子孫繁栄

ビタミンB12,　コレステロールを調整するDHA,　EPAが豊富。

■田作り（ごまめ）

五穀豊穣

カルシウム，ミネラルが豊富。

■きんとん

財産が貯まる。

ビタミンC，食物繊維が豊富。

■海老

腰が曲がるまで丈夫に長生きできるようにとの願いが込められています。

コレステロール値を下げるタウリン，カルシウムが含まれています。

■ごぼう

食物繊維

豊作祈願。

■れんこん

穴があいていることから未来の見通しがきく。

食物繊維，ビタミンCが豊富。抗ウイルス効果のあるムチンも含まれています。

■昆布

喜ぶの意味。

水溶性の食物繊維が豊富。代謝を助けるヨードも含まれています。

 

おせち料理は健康的

 

以上のように，おせち料理にはバランスよく豊富な栄養が含まれている上に，油を使った高カロリーのものも少ないので，健康的だと言えます。毎日このような食事を食べるなら元気に健康に暮らせそうですね。