フルボ酸とフミン酸の違いは何？

フルボ酸とフミン酸よくどちらも酸がついてよく似た言葉ですが一体何が違うのでしょうか？

植物が枯れ葉などとなり腐敗していく過程で微生物によって分解された最終的な生成物質のことをフミン物質といいます。

このフミン物質は，フルボ酸，フミン酸，ヒューミンに分けられます。ヒューミンは酸性水溶液にも，アルカリ性水溶液にも溶けません。フミン酸は酸性水溶液には溶けませんが，アルカリ水溶液には溶けます。そして，酸を加えて沈殿しない，つまり酸にもアルカリ溶けるものがフルボ酸です。ヒューミンは黒褐色，フミン酸は暗褐色，フルボ酸は黄褐色の色をしています。

石炭は植物が堆積して炭化したものですが，フミン酸は植物が炭化せず，有機物質をたくさん含んだ腐敗物質となったものです。

フルボ酸はキレート作用がある

フルボ酸はフミン酸より分子量が小さく，水溶性なので，有害物質を排除して，有効なミネラルと置き換えるキレート作用があります。

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