ヒューミックシェールのフルボ酸は長い年月をかけてできた発酵食品

ヒューミックシェールのフルボ酸は、長い年月をかけて微生物により古代植物が発酵、分解された発酵食品です。

約1億年前に大繁殖していた植物の多くは地殻変動によって石化（石炭になる）しましたが，地殻変動の影響を受けず埋没せずに横たわったままの植物もありました。それらの植物が微生物によって分解、発酵されたものがヒューミックシェールのフルボ酸（植物性ミネラル）です。

 

堆積された植物は、さまざまな微生物がついていますが、腐敗菌が優先して活動すると腐ってしまいます。乳酸菌や酵母菌が優先して活動すると発酵現象が起きます。乳酸菌や酵母菌は有用菌または善玉菌と呼ばれて、いろいろな発酵食品に利用されています。

 

ヒューミックシェールは乳酸菌や酵母菌による発酵と硫黄細菌による発酵が同時に進行した発酵堆積物です。微量元素ミネラルを含んだ単純な植物の堆積物ではありません。

 

硫黄細菌

硫黄細菌というのは，硫黄を体の中に取り入れてエネルギーにしている，つまり，硫黄を食べている微生物です。最近，硫黄の役割（詳しくはこちら）が注目されていますが，ヒューミックシェールが注目されだした理由の一つに，硫黄が関係しています。

 

硫黄細菌がヒューミックシェールの発酵に関係しているなら，ヒューミックシェールのフルボ酸（植物性ミネラル）には硫黄が含まれていることになります。

良質のヒューミックシェールのフルボ酸には硫黄が多く含まれています。

（参考：「ヒューミックシェールを科学する」山城眞著）