生い立ちが似ているシラジットとフルボ酸

シラジットはスーパーフードとして、フルボ酸は植物ミネラルとして最近注目されていますが、シラジットとフルボ酸（ヒューミックシェールから採取したもの）には、それぞれの性質、生い立ちやエピソードなどに共通点があります。

 

共通点１　性質

シラジットは、ヒマラヤ山脈で採取される天然の腐葉土と植物性有機物の混合物でミネラルやハーブを含んでいると言われています。また、腐葉土であることからフルボ酸も含まれています。

 

フルボ酸とは、植物などが微生物によって分解・発酵されてできた最終生成物から抽出される有機酸、森林や土壌などに存在します。フルボ酸には植物ミネラルがバランスよく豊富に含まれています。

ヒューミックシェールのフルボ酸は、アメリカ合衆国ユタ州エメリー郡の古代地層から抽出されたフルボ酸です。

 

共通点２　生い立ち

シラジットは、ヒマラヤ山脈の高度3000-5000ｍのところで採取されます。ヒマラヤ山脈がある場所はもともと海でしたが、5000万年前、地殻変動の際にインド亜大陸とアジア大陸が衝突してヒマラヤ山脈ができたときに、海に生息していた植物・プランクトン・海洋土が大陸同士の衝突によって圧縮され閉じ込めらて保存されました。その後、長い年月を経て、微生物により分解・発酵されて腐葉土となっていきました。

 

ヒューミックシェールは、1億年以上前に肥沃な土壌で大きな植物が生息しており，大きな恐竜たちもその植物を食べていました。それらの植物は肥沃な土壌から豊かにミネラルを吸収して大きく育っていきました。地殻変動によりそれらの植物が地中に埋まりましたが，多くの場合と異なり石炭化することなく，微生物により発酵されて豊かなミネラルを含む古代植物堆積層となったのがヒューミックシェールです。

 

共通点３　エピソード

シラジット　古代ペルシャ時代に、矢を打たれ、傷ついた鹿が黒茶色の石をなめては傷をなめるしぐさを繰り返して、傷を癒していました。そして、深手を負っているはずなのに、活発に動いていたという伝説があります。

 

ヒューミックシェール　馬や牛などの野生の動物がけがや病気をするとある森に入り，元気になって出てくると言われていました。不思議に思ったアメリカ原住民（インディアン）が動物の後を追ってみると，地層から湧き出る黒い水を飲んでいるのを見つけました。動物たちが元気になるにはこの水に何か秘密があるのだと考えて，インディアンたちは「神聖なる奇跡の水」として利用してきました。

 

どちらも万能薬

シラジットは古代インドのアーユルヴェーダにおいて、「シラジットで効果が出ない病はほとんどない」と言われ、万能薬として評価されています。

 

フルボ酸には植物ミネラルが含まれていますが、ミネラル博士のライナス・ポーリング博士によると、「私たちの体には、70種類以上のミネラルが必要である。どんな病気も、すべて例外なくミネラル不足に帰する」そうです。つまり、ミネラルを十分に補給すると、どんな病気も良くなる可能性があるということになります。