白菜に含まれるミネラルと栄養素

冬本番になり、鍋料理でほっくり温まりたい季節ですね。鍋料理と言えば白菜と言えるほど、白菜は冬の野菜の代表選手です。

鍋に入れると美味しい白菜ですが、どんな栄養が含まれているのでしょうか。

今回は白菜に含まれるミネラルと栄養素についてです。

 

白菜の栄養素

白菜の95%は水分で、栄養価が高い野菜ではありませんが、ミネラルとしては、カリウム・カルシウム・マグネシウム、その他の栄養素としては、ビタミンC・葉酸・食物繊維・グルコシノレートなどです。

特にこの栄養素というより、少しずつバランスよく入っているという感じです。

グルコシノレートとは、アブラナ科の植物に特有の辛味成分で、最近の研究では、加水分解で抗ガン作用のあるイソシオチアネートという物質に変化することがわかっています。

 

白菜の栄養成分で比較的多く含まれているのは、カリウムとビタミンCです。

 

カリウム

カリウムは細胞内に多く存在し、細胞外に多く存在するナトリウムと相互作用しながら、体の浸透圧を調整します。

過剰摂取になりがちなナトリウムを過剰摂取を排出し、体内の塩分調整をするので、高血圧予防に効果的と言われています。

カリウムが不足すると、筋力低下、便秘、食欲不振などの症状が現れることがあります。

カリウムについて詳しくはこちらをご覧ください。

 

ビタミンC

ビタミンCと言えば美肌に欠かせないイメージですが、それは、美肌に必要なコラーゲンの生成にビタミンCが不可欠だからです。また、抗酸化作用があるので、フリーラジカルによる炎症やダメージから細胞を守ってくれます。フリーラジカルは太陽の紫外線やたばこの煙、大気汚染により発生し、肌や細胞にダメージを与えます。

また、鉄の吸収を良くし、免疫力を高めます。

 

ビタミンCはアスコルビン酸とも呼ばれる水溶性のビタミンなので、水に溶けやすい性質があります。