玄米について

 

今回は玄米についてのお話です。玄米とは，ご存知の方も多いと思いますが，収穫した米のもみ殻を取った状態で，精米していない米です。精米する前の米は，ぬか，胚芽，胚乳でできていますが，精米によってぬかと胚芽を取り除いて，胚乳だけにしたものが白米になります。

我が家ではわたしと娘は玄米（おかずによっては白米），娘のオーストラリア人の夫と赤ちゃんは白米を食べています。娘もわたしも玄米を食べる方が，満足感があったり，体の調子が良いように感じます。

ところが，完全食で体に良いから玄米食を勧める人と，玄米に含まれるフィチン酸によってミネラルの吸収が妨げられて，かえって貧血になるとか，アブシジン酸に毒性があるから気をつけなければならないという人がいます。

わたしもフィチン酸やアブシジン酸についての意見があるのは知りながら，玄米を10年以上食べ続けていますが，玄米を食べている方が体の調子が明らかに良いし，食事の内容に敏感なHSPの娘も玄米を食べる方が調子が良いことから，あらためて調べてみました。

 

 

玄米の栄養

 

 

玄米は栄養があると言われていますが，どんな栄養があるのでしょうか？

野菜や果物も皮に栄養があると言われますが，皮ではありませんが，玄米もぬかや胚芽の部分に栄養があるようです。白米と比べて，ビタミンB1，B6,　亜鉛，マグネシウム，カリウム，マンガン，葉酸，食物繊維が豊富に含まれています。エネルギーも若干白米より低いです。

 

 

玄米が有害と言われる理由

 

 

まず，玄米には，発芽を抑制するアブシジン酸が含まれていて，人間の代謝に関するミトコンドリアを傷つけ，活性酸素を発し，発芽しない生の玄米を摂取するのは毒だという説です。このアブシジン酸は玄米に限らず他の植物にも含まれています。逆に抗酸化作用もあるとも言われています。

このアブシジン酸が心配な人は，長めに浸水して発芽モードで炊飯すると無毒化できるとも言われています。

もう一つは，フィチン酸です。フィチン酸は腸でミネラルと結合して，ミネラルを排出してしまうので，逆に貧血になったりするという説があります。このフィチン酸については，玄米に含まれるのはフィチンでフィチン酸ではなく，フィチンは玄米に限らず他の植物にも含まれるマグネシウム，亜鉛，カルシウムなどのミネラルとの結合体です。一方，フィチン酸はフィチンからミネラルを取り除いた物質で，自然界には存在しない化学物質で食品添加物として使われています。逆に，フィチンは抗がん作用，免疫向上など有用な作用があるとも言われています。

 

玄米を食べるときは胚芽に農薬が貯まるそうなので，無農薬のものを選ぶ方が良いようです。

それでも，あるガンの患者に玄米を摂取してもらったところ，無農薬のものでなくてもガンのー数値が下がったというのを聞いたことがあります。

 

いろいろな説がありますが，玄米は生きていて活力があるように思います。わたしは，玄米のほかに無農薬・無肥料のジャガイモやニンジン，ゴボウを食べていますが，活力を感じ，味も全く違います。

 

個人的には白米より玄米の方が体には良いように思います。

 

フィチン酸やアブシジン酸について大変詳しく書かれていたサイトを見つけましたので，シェアします。

https://genmai.work/wdp/